引っ越し先にも報道陣 疲弊する加害者家族をどう守るか

「パパはいつ帰ってくるの」。家族が逮捕され、突然いなくなったことに戸惑い、傷つく子どもたち。中には不登校になったり、精神的に不安定になったりする子どももいる。親やきょうだいが起こした事件に巻き込まれた子どもたちのために、なにができるのだろうか。

加害者家族を支援するNPO「World Open Heart(WOH)」(本部・宮城県仙台市)が6月23日、当事者となった家族に向けた勉強会を都内で開催。

WOH理事長の阿部恭子さんのほか、韓国で受刑者家族の子どもたちを支援する「児童福祉実践会セウム(セウム)」の李京林さんなどが参加。韓国でおこなっている支援について語り、家族や専門家が耳を傾けた。(編集部・吉田緑)

●アクリル板ごしの面会、押し寄せる報道陣

勉強会では、息子が事件を起こしたという加害者家族の女性も体験談を語った。女性には息子以外に2人の娘がおり、事件当時、長女は大学生、次女は中学生だった。

「逮捕された日、家は報道陣に360度囲まれました。引っ越した先にも報道陣が現れ、子どもたちをどのように報道の目から守っていくかで悩んだ」と……(中略)…… してからではなく、事件が発生してから支援をおこなっている。難しいのは、子どもたちに真実を伝えるかどうかだ。

阿部さんは「判決が出るまで先のことは誰にも分からない。中には、報道されない事件もある。子どもたちに事件のことを告知すべきかはケースによる」と語った。

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